デジタル初心者向け!クリスタでの漫画制作の手順を徹底解説!

こんにちわ、中村ありす(@alicetti1214)です。
今回はクリスタでの漫画制作の手順を徹底解説します!

CLIP STUDIO(クリップスタジオ)はイラストを描くだけではなく、漫画を描くことも可能です。ですが、機能が多すぎて、初心者にはどうすればいいか分かりにくいと思います。

この記事を見れば、漫画制作の手順や必要な機能などがわかります。是非参考にしてみてください。

この記事はこんな人にオススメ
  • クリスタで漫画を描きたい人
  • クリスタ初心者

クリスタで漫画を描くならEXを購入しよう

出典:https://www.clipstudio.net/paint/lineup

漫画を描く前に、購入したクリスタの種類を確認しましょう。漫画を描くならクリスタEXがオススメです。

PROでももちろん問題なく描くことはできますが、EXと比べると使えるツールが激減します。本格的に描きたい場合はPROからEXに変更しましょう。

PROからEXに変更したら、漫画しか描けないわけではありません。クリスタのツールはPRO<EXなので、EXに変更してもPROのツールはすべて使うことができます。

クリスタ公式HP

https://www.clipstudio.net/

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クリスタでの漫画制作の手順① 漫画用キャンバスを作成

まずは漫画用キャンバスを作成しましょう。

新規キャンバス作成のアイコンをクリックします。もしくは「ファイル」から「新規」をクリックします。

作品の用途から「コミック」をクリックします。するとプリセットから漫画の種類を選べるようになります。好きな種類を選択しましょう。

今回は「B5判 カラー(350dpi)」を選択します。

1ページ漫画の場合はこれで「OK」をクリックします。

複数ページにしたい場合は、「複数ページ」にチェックをいれ予定ページ数を入力してから「OK」をクリックします。(PRO版クリスタの場合、複数ページの漫画キャンバスは作成できません。)

「OK」をクリックすると画面に新規キャンバスが作成されます。

クリスタでの漫画制作の手順② コマ割をする

キャンバスが作成できたら、漫画のコマ割をしていきます。今回は自由にコマ割をしていきます。

画面左側にある「コマ割」のアイコンをクリックします。「コマ作成」が選択されている事を確認しましょう。

図形の四角と同じ要領で、漫画の外枠を描きます。好きなサイズで問題ありません。(私は基本的にトンボの内側の線と同じサイズで作成しています。)

次に細かくコマ割をしていきます。今度は「コマ枠カット」を選択しましょう。直線でコマ割ができます。自由にコマ割をしましょう。

今回は自由にコマ割をしましたが、クリスタにはコマのダウンロード素材もあります。四コマ漫画など、安定したサイズのコマ割がしたい時は素材を使いましょう。

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クリスタでの漫画制作の手順③ 下書きを作成

漫画の下書きを作成します。下書きが必要ない人は飛ばしていただいて大丈夫です。

コマ割をすると、コマ毎のレイヤーが自動で作成されます。下書きレイヤーはコマレイヤーの下に1つだけ作成すると、下書きを非表示にする時楽なのでオススメです。

コマに合わせて下書きを描いていきます。描いた後は、レイヤーの設定を「下書き」に変更します。色や不透明度を自由に変更しましょう。

クリスタでの漫画制作の手順③ ペン入れ

下書きをもとにペン入れをしていきます。

描くコマのフォルダを選択して、その中に線画用レイヤーを新規作成します。

ペン入れをしていきます。コマフォルダがあることで、コマ外にはみ出した線は表示されません。はみ出しを気にせず描くことができます。

背景を描く場合は線画レイヤーとは別に背景用レイヤーを用意すると、編集しやすいのでオススメです。

クリスタでの漫画制作の手順④ 色を塗る/トーンを貼る

線画をもとに色塗りをしていきます。今回はキャンパス作成時にカラー漫画を選択したので、カラーで塗っていきます。

下書きレイヤーを非表示にします。

後は色塗りをしたいコマのフォルダに、色塗り用レイヤーを作成して自由に塗っていきます。イラスト制作を同じ要領で問題ありません。

モノクロ漫画の場合

キャンバス作成時にモノクロを選択した場合は、トーンを使います。トーンを貼りたい所を選択して、トーン貼り付けアイコンをクリックします。

線数濃度の数値を変更することで、見た目に変化が出せます。好みの数値に変更しましょう。完了したら「OK」をクリックします。

トーンの種類はクリスタの素材から選ぶことができます。色々と試してみましょう。

グレー漫画の場合

キャンバス作成時にグレーを選択した場合は、トーンを貼ってもいいですし濃さの違うグレーを使い分けて塗っても大丈夫です。(赤や青などの色で塗っても、キャンバスの設定がグレーの場合、グレーに変換されて表示されます。)

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クリスタでの漫画制作の手順⑤ 効果を入れる

漫画の表現をより伝わりやすくするために、効果をつけていきます。

効果用のレイヤーを作成して、手描きで付け足すやり方でも問題ありません。もしくはクリスタにある素材ツールを使って簡単に効果を入れていきましょう。

「?」や「!」などの素材以外にも、図形作成ツールの中に集中線などが簡単に描けるツールがあります。

クリスタでの漫画制作の手順⑥ セリフを入れる

キャラクターのセリフを漫画に入れていきます。

文字用レイヤーを作成して、手描きで描いても問題ありません。

文字入力

左側にある「テキスト」アイコンを選択します。

入力したい場所をクリックして、文字を入力します。簡易設定は左側にあるアイコンを選択します。詳細設定は文字を選択すると出てくるペンアイコンを選択します。

ふき出し作成

文字入力が完了したらふき出しを作成していきます。

左側にある「ふき出し」アイコンをクリックします。ふき出し素材を使用することもできますし、手描きでふき出しを描くことも可能です。

ふき出しをつけたい文字の上に、ふき出しを作成します。

すると自動で文字レイヤーとふき出しレイヤーが合算されます。また、他のセリフレイヤーと合算することで、ふき出し同士がくっつきます。

漫画の保存方法とiPadへの共有方法

漫画が完成したら保存をしましょう。

また、クリスタ以外でも画像として開くための保存方法と、SNSに投稿する前に一度iPadに保存をする方法も合わせて覚えましょう。

漫画の保存方法

キャンバス左上にある「保存」アイコンをクリックします。もしくは「ファイル」から「保存」をクリックします。

画像(.jpgか.png)として保存する

「ファイル」の「画像を統合して書き出し」をクリックします。すると保存形式が選択できるので、希望の保存形式を選択します。SNSなどに投稿する場合は.jpgか.pngがオススメです。

iPad本体に保存する

画像(.jpgか.png)形式でクリスタ内に保存をします。クリスタの作品管理ファイルを開き、画像形式の作品を選択します。

選択した状態で「共有」をクリックします。共有先を選択する画面が出てくるので「画像を保存」を選択します。するとiPad本体に保存が完了します。

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おわりに

以上が、クリスタでの漫画制作の手順の解説でした。

今回選択したキャンバスは、表紙なしの漫画に適したものです。同人誌など表紙をつけて製本したい場合は「コミック(製本)」を選択しましょう。

イラスト作成とは違った楽しさがあるのが漫画制作です。色々と試して、自分なりの描き方を見つけていきましょう。

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